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シャトルの事故はなんだかショックだ。昨夜ネットに繋ぐなり、NASAが緊急宣言という速報が入ってい て、ええ?と思っていたらシャトルが空中分解。大気圏突入の際だから、当然炎上。火の玉になりながら重力に引かれて落ちていく光景。
人のやることだから、あれだけ様々なたくさんの人が参加していれば、「シャトル」が完璧な仕事の筈はない。ちょっとネジが一本緩んでいたりすることもあるだろう。でもその一本のネジの緩みが、すぐさま事故に繋がるんだ(なんでもそうなんだけど!!)。
尤もシャトル・コロンビアは今回が28回目の飛行だったという。老朽化、というセンも考えられる。もしも事故の原因が老朽化だったら、ディ スカバリー、アトランティス、エンデバー(あぁお馴染みの3機の名前!!)の引退も取り沙汰されるかもしれない。シャトルの物資輸送に依存している国際宇宙ステーション(IIS)の建設はどうなっちまうんだろう。ロシアのソユーズだけは輸送は不可能だ。中国が有人ロケットの打ち上げを計画をしているから、中国あたりが引き継ぐのかな?(アメリカのプライドはズタズタだって?邪魔立てさえしそうでコワイ)
まぁ、この事故は遅かれ早かれ乗り越えていくしかないんだろうけど(増えすぎた人類の行くところといえば、宇宙くらいしかないじゃないか。夢と切羽詰った事情を抱えて宇宙へトライするしかないじゃないか)。
事故るぞ、事故るぞ、とやけっパッチに思いながら(1人設計、1人プログラム、1人テスト作業なんて…!!自己満足のテストにしかならないじゃないか!!)なんとか踏みとどまっている日々なのだが。本社にいるI先輩の方が事故りやがった。下請けの失態なのだけれど、まぁ社内的には監督不届きなI先輩の責任だよね。
新人の頃から彼の下で僕は基本的にはやってきたのだけれど、放任主義で冷たい、と僕は思っている人で。結局、下請けに対してもそういう無責任さが出たのが今回の事故なんじゃないだろうか。彼は十数個のプロジェクトを抱えているという異様な状況にいたわけだけれども、なんでも丸投げしていたから、そんなにプロジェクトを抱えていられたわけんなんだろう。何でもかんでもすぐに彼にハナシをもっていく課長や周りにも責任があったとは思うけれども、黙って調子よく引き受けてしまう彼も無責任なんじゃないだろうか。そんなになんでも引き受けちゃって、責任持てるのかよ、と横でいつも思ってはいけれど、やっぱり限界だったわけだ。
で、この土日、結局、今、工場で一緒に僕と似たような仕事をしているプログラマーのSさん(←うちのエース?・笑)やMさん(←Sさんのパソコンを工場まで車でとりに行くハメに。一緒に仕事をしていて僕らが間借りしている部屋のどこに何があるか把握しているのと、工場に家が近かったという理由の所為で)が、部長たちに呼び出されて、事故の後始末。外注のプログラマーはテンパリまくって役に立たず、殆ど部長に課長にSさんが徹夜で処理(本業のプロジェクトもこれから山場でタイヘンなのに哀れ…)。本来陣頭指揮をとるべき先輩はダンマリで、ただ見守るだけ。明けて月曜、工場で僕に会ったSさんは、先輩の無責任さを愚痴ることしきり。まるきり本社のことはウラシマタロウな状態だった僕だったわけだけれど、まぁ、話っていうのは色んなところから入ってくるわけだ。
めでたく、本社勤務、どうやら復活?
サンシャインプラネタリウムが閉館するそうだ。
知っているプラネタリウムがどんどん閉館していくなぁ…。
空を、誰も見上げなくなっているんだろうか。
──結局。
I先輩の事故に僕も巻き込まれるように、夕方になってから突如、工場へ行くハメに(Sさんから外注のシステム屋に引継ぎを行うのでその引継ぎを見守っていて、と課長命令。Sさんはまだしばらく工場を離れられないし、やっぱり外注が全然頼りにならない!となると、かわりに本社勤務に戻った僕が作業することになるんだそうだ。困ったときはお互い様だけど、僕も本業事故ったらヤバいし、まだまだ3月まではジリジリした作業が続くんだよね…)。Sさんが作業していたのは土日のことだから、なんとか逃げ切りで僕はかかわらなくて済みそうだ、と思っていたのだけれど、どうやらそうでもないらしい。工場の守衛のおじさんにはすっかり顔を覚えられ、おお、またきたね、これから作業?タイヘンだね、とエールを送られつつ、ウワサの外注に初対面。引継ぎというか、殆どSさんのDBのイロハ講座?
課長の意向で、Sさんの見守る中、結局、外注のシステム屋が自らのノートPCで作業することに(要するに外注だけでやらせてると不安で不安でしょうがないのだ。やることなすことおぼつかなくて)。で、僕はこっそりみちゃったんだよね。カパッとPCを取り出すためにあけた外注さんの鞄の中に「できる!ACCESS」とかの類の参考書が入っているのを。おいおい、この至急で仕上げなくちゃならない泥沼作業に、こんな参考書、イチイチ読んでるヒマがあるのかよ!と内心つっこむ反面、課長がSさんの見守る中、作業をやらせたくなるのもよーくわかったんだけど。結局、10時半まで作業は続いて、帰りはとっくに午前様。明日休みなのがせめての救いだ。
同じ事業部内のマーケティング部の課長連中と飲みに出かける。
もーぅどにかしてくださいっスよ!とぶーたれつつ、春の人事異動のウワサもあれこれ。結局事故を起こしたI先輩はシステムソリューション部の部長に嫌われ、マーケティング部へ異動になるらしいとか。かわりにマーケティング部のF先輩がやってくるのかも?とか。
なんだよそれ。
確かに先輩はシステムの現場監督にはあまり向いてない気もするし、まぁマーケティングの方が向いている気はするけど(大体所謂"現場!"の作業をやったことのない彼になんだかんだいうのも酷だと思う。僕より6年先輩だけど、そういう危機管理の教育とかまともに受けたことはないんじゃないだろうか。僕はこれまで彼からそういうノウハウを教えてもらったことは皆無だし、今年に入ってS先輩の下で仕事をしてはじめてわかったことが沢山あるから)。
"いらない"ってなんだよ?彼がいなくなったらいなくなったで回らなくなることも多々あるし。そもそも彼を便利使いしていた課長や部長の監督責任を棚に上げて何を言っているんだって話。下のミスは上の責任じゃないのか?トカゲの尻尾切り?
のんべんだらりと休日満喫。
「ショコラ」というTV放映の映画を見て。そうか、これってジュリエット・ビノッシュ主演だったんだ(改めて、うーん、いい女優!)。
ちょうどいい具合に甘ーくまとまったチョコ信仰ともいうべき物語。ビターチョコレートもあるよ。
朝から直行で工場へ行ってセットアップして、終わったらさっさと本社へ戻れる、と思っていたら。なんとオペレーション作業をする人間がいない!(パートはいるけど、見張っている正社員がいない…)再び僕が泣く泣く明日から週末まで工場勤務…。
夜、本社に戻って、夜逃…、もとい、自分のPCを再びダンボールに詰めて、朝イチで工場へ便で送ってもらうことになった。…儚い本社勤務復活。
しかし本社でA先輩に会えて良かった。今週末で産休に入ってしまうので、今日会うのが最後だ。きっと産休明けには部署異動でもう身近に仕事することもないだろう。新人の頃からいつも席の近い先輩で、睡魔と戦っているときはお茶や珈琲を入れてくれたり、風邪っぴきのときはイソジンをくれたり。うちの部の母みたいな人だったんだよね(しかしお産の近い妊婦を夜10時まで働かせるウチの会社もなんなんだろうな)。
月曜に一緒に飲んだマーケのM課長からメールが入っていた。M課長はまぁわりと我が道を行っているタイプで、レンコンなお人(ハスに構えてるってハナシ)。相当のパソコン音痴なのは確かで(1度彼の下で一緒に仕事をしたことがあるからよーくわかっている。そもそも文字変換が?)、なのにそれさえも魅力にしてしまうほど皆から一目置かれている存在で(数字を見る力は凄いし、のらくら話すわりにはいつの間にか相手を自分のペースにのせている説得術もズバ抜けているから。まぁ僕ら使い走りはバカみたいないな気がしてくる)、女性陣からは妙にモテる(一緒に仕事をするとなると、フラフラ近所の図書館へ出かけていたりして捕まらないし、出社時間も不明瞭。僕的には無邪気にキャキャー言っている女性陣をみると、彼と一度、一緒にお仕事してみろよ、と言いたくなるんだけど。彼を見かけたら三回お願い事をすると願いがかなうとかいう、流れ星的なジンクスさえ噂されるほど、捕まえにくい人で下ッ端としてはタイヘン困る時もあるんだよね)。
まぁ独特なペースの面白い人であることは間違いなく、好きではあるけど。なんとなく僕的にはムカつく存在でもあり、先日はお酒に任せてタイヘン絡みました(苦笑)。一緒に飲んでいたT課長は吃驚で、僕とM課長の突っ込み満載バトルトークに、フォローを入れようとジタバタしていたけど。もう関係ない。
酒にまかせて絡んだ自覚はあるけど、なんでもかんでもハスに構えて対象を突き放して"僕にはカンケーないけど"という顔をするM課長はやっぱり素面で考えても多少腹が立つ。デキるデキる、と皆が一目置く存在なら、このぐちゃぐちゃな現状を少しは整理してみろよ、本部長や部長をこんな居酒屋で批判するくらないなら、少しは動いて見せろよ、ともーぅイッパイイッパイでお子様な僕は腹が立ってつっかかってしょうがなかったわけだ。
で、ここへきて、お疲れ様ゴメンねメール。…なんだかこのタイミングが絶妙にアザトイ。誑しクサイぞ!!
やっぱり工場のN先輩はカッコいいや〜。とりあえず工場生活にもメドがついてきたので、挨拶がてら差し入れをもっていったら(僕の作業の後工程の人だから、大抵迷惑かけまくり。僕の工程が終わらないことには帰れないし)、「気を使っていただいて」とかなんとか。もう話し振りがさわやか〜。オトナ〜(誰かさんとは大違いだ…)。
とにかく人の良さがにじみ出ている人で。それだけでも好感度高いのに、一緒にやっていて安心感があるし、すっかりこの1ヶ月で密かにN先輩ファンってトコか。自分が"狂"だとすれば、彼の中に"中庸"を見て憧れる。
『中行 を得て之 と( 与 にせずんば、必ず( 狂狷 か。狂者は進み取る。狷者は為さざる所あり』(
『陋巷に在り』13巻讀了(酒見賢一/著)。
長い長い付き合いだった(1巻が出たときから讀み始めたからもう10数年?)。主役にあたる顔回が好きで讀みついでいった。呪術戦なども本来だったらもっとドロドロしたものに仕上がる筈なのに、あくまでも乾いたタッチで描く酒見マジック。孔子なんて遠いものだったけれども、おっとりしとした顔回が魅力的で、その顔回を見ていれば、彼の師であった孔子が求めてやまなかった"仁"というものの外郭が浮き彫りになってくる。"礼"というものの本質が見えてくる。
ストーリーは孔子や顔回らが出魯するところで終わってしまって(顔回の死ぬところなんて見たくはないからこれはこれで良い)、いくら道を求めて"狂"となってみても、天意には逆らえない、というふうにもうけとれて切ない。でも、あぁ、の立つ軒下へ走りよった顔回のラストシーンは印象的で(この詩をここで使うとは酒見さんもホントに巧いよね!!)僕はとても好きだな。狷から中庸へと確実に近づいている顔回の前進ぶりを、礼と恋とを重ね合わせて印象づけていると思わないかい?
memo→狂は情熱的で節度を失いやすい精神をいい、理想は高いものの実行力がついていかない欠点がある。狷は偏屈なところはあるが節操の高い一徹者であり、厄介なのだが決していやなことはしない。中庸とは狂と狷の真ん中にある。
前触れもなく凄いメールが来た。
大分ムカついたのでここに全文を晒す。以下、参考までに引用。
================ 引 用 こ こ か ら ================Subject: 【御請求通知】 回収整理番号:3875
From: system@areas.office.ne.jp
《大至急御連絡致します》
この度は過去に
あなた様が使用された電話回線から接続された
アダルトサイト利用料金について
運営業者より未納利用料金に関する債権譲渡を受け
私共が未納利用料金の回収作業を
代行させて頂く事になりましたので御連絡させて頂きます。
現在は下記に記載の利用料金が未納となってますので
遅延損害金および回収代行手数料も含めて
2月26日(水)午後3時までの振り込みを
御支払い期限として下記に記載の指定口座まで
御入金して頂くよう御願い申し上げます。
合計お支払い金額:15450円
運営業者:ギャルハウス
未納利用料金: 9500円
遅延損害金: 2380円
回収代行手数料: 3570円
【振込先口座】 =======================
三井住友銀行:新宿西口支店
口座番号:普)853****
口座名義:アオヤマ ミドリ
=====================================
振り込みの際には必ず回収整理番号を
名前の前に御入力して下さい。
速やかに御入金して頂けない場合は
各地域の債権関連業者および関連事務所へ
登録情報および個人情報を受け渡すので
最終的に集金専門担当員を御自宅などに
訪問をさせて頂きます。
その際には上記の合計支払額に
交通費と人件費を加算して
約10倍の請求させて頂く場合が御座いますので
お忘れなく必ず御入金して下さい。
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(株)債権DATA.BANK
代表:青山 みどり
情報管理システム部
TEL:03-3544-6222
FAX:03-3544-6218
携帯:090-1281-3920
担当:近藤 祐二================ 引 用 こ こ ま で================
TELや携帯はいずれでもどこぞのサイトに載っているものの集大成なので晒す。
メールヘッダを見てみると大分昔に取得して今は使っていない転送アドレスに届いていたので(設定をそのままにほったらかしにしていた)、適当にどこかのサイトでメールアドレスを回収して送りつけてきたものだろう。なんともお粗末な手法だ。この手のメールにはウンザリする。
火曜に納品を終えて、水曜は文字通り情けなくも目が回って自宅で昼過ぎまでぶっ倒れていた。昨日今日はなんともいいしれぬ解放感にひたってのらくら仕事(受験を終えた受験生の、まるきりあの気の抜け具合…)。
春まで僕の納品作業は続くわけで、気を抜いている場合ではないのだが、最大の難関を越えて、どうにも身が入らない。切れた緊張の糸を結びなおすのは、もう少し時間がかかりそうだ。
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| ▲スタッテン島へ向かうフェリーの中から。 マンハッタン-スタッテン島を往復するフェリーはフリーで乗れる。自由の女神見物は観光客一杯で長蛇の列だから、僕らは生活手段のフェリーに乗って、女神を拝んだって次第。 |
NYスタッテン島で石油貯蔵施設の爆発炎上のニュース。
"えぇッ、あのスタッテン島で?"
スタッテン島といえば、一昨年の5月、女神を手軽に拝もうと、スタッテン島行きのフェリーに乗ったわけで…。
咄嗟にあの島か、と思ったわけだ。僕らは島を散策することはしなかったけれど(連れが疲れていたから。歩行狂の僕としては是非とも歩き回りたかったんだけれどもね)、動物園や開拓時代の建物を復元した村があるとかで、のんびりした印象がある。マッハッタン−スタッテン島のフェリーの発着所は完全にマンハッタン側にあったけれど、そうか島の裏側には石油貯蔵施設があったのか…。
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| ▲スタッテン島へ向かうフェリーの中からU。 実はこのフェリーの中から、9.11のあのツインタワーも見れる。トレードセンターのショッピングモールでランチにラーメンを食べたんだよね…。 |
あのフェリーからは今はなきワールドトレードセンターも見えた(マンハッタンの先端にあるツインタワーはとにかく目立っていた!あれが崩壊していくニュースの映像は、今でも僕の中で本当に衝撃的だ…)。
今回の石油施設の爆発はテロではないみたいだけれど、一体あの街は、あの国はどうしちまったんだろう、という気がする。シャトル事故にしてもまずテロではないか?と考えなくちゃならなかったし、シカゴのナイトクラブでの事件だってそうだ。催涙スプレーのようなものがまかれ、テロだと勘違いした客が出口に殺到して21人が死亡だなんて、あんまり悲惨な事故じゃないか(催涙スプレーじゃ本来人は死なないのに!!)。反面テロ攻撃されるかもしれないと、今でもアメリカ中がピリピリ不安なのだ。
ノースカロライナ州のファーストフード店が反戦の立場をとっているフランスへの抗議の意味を込めて、“French Fries”を“Freedom Fries”に改名したそうだけれど、フランスからの贈り物、自由の象徴の女神は一体どこへ消えたんだろう?誇らしげに輝いていた自由ってこんなに窮屈で不安なものだった?
「豊かさとは与えることです」
豊かになってなお豊かさを実感できない僕ら。分かち合うことをしないから、豊かさを味わうこともできないでいる。
『マザー・テレサへの旅路』(神渡良平/著・サンマーク出版)を読了。ノンフィクションで、マザーのエピソードも満載だけれども、そこからもう少し哲学的に広がって仏教や儒教なんかの宗教にも触れている。マザーはシスターだから、聖書からの引用が多し、しばし引用を読んで考えにふけることしきり。
でもやっぱり何より感動的なのはマザーのいくつものエピソードで。そのエピソードは何でも合理的に考えがちな僕らに、新鮮な感動と衝撃を静かに教えてくれる。たとえば、マザーのところには別段薬が十分あるわけでもなく、人手も不足している。でも、その貴重な薬と人手とを回復する見込みのない人にもあえて使っている。その薬を使えば生き返る人に与えないで、なぜ死ぬに決まっている人たちに与えるのか?それは無駄なんじゃないだろうか?と僕らはついそう考える。でもマザーの考えは違う。
「死を待つ人の家で息を引き取る人の多くが、臭い、汚い、あっちに行けと邪魔者扱いにされてきた人です。望まれずに生まれてきたという悲哀をもっている人がほとんどです。生きていても、死んでいても同じ、誰からも関心をもたれず、見捨てられていた人も少なくありません。その人たちが、生まれてからこのかた、飲んだこともないような薬を惜しげもなく与えられ、これまで受けたこともない手厚い看護を受けて、数時間後には息を引き取っていきます。
この人たちは、死ぬとき、必ずといっていいほど、『ありがとう』といって死ぬんです。
<It is so beautiful.>それは本当に美しい光景です。つまり、生み捨てた親を恨み、冷たかった世間を呪い、助けてくれなかった神仏を呪っても不思議ではなかった人々が、恨みや呪いではなく、感謝して死んでいくのです。それは感動的な光景です。
それらの人々が呪いではなく、感謝して死ぬことができるのだったら、それに使われた薬も人手もちっとも惜しいとは思いません。無駄どころか、薬も『私を有効に使ってくださってありがとう』と感謝しているのではないでしょうか」
インドのカルカッタで活動していたマザーは、ヒンズー教徒に非難されたこともあった(異教徒だからね)。だが、ヒンズー教だとか、ムスリムだとか、宗教はもはや関係ない。人、ひとり。一体、誰がこれほど人を受けいれ、最期のひと時を救ってくれたというんだろう?
お日様の匂いをたっぷり感じたいなぁ。
ほっ まぶしいな。
ほっ うれしいな。
かぜはそよそよ。
はなはむずむず…。
沈丁花の香りが、ほのかに漂う。
いち早く、桜並木の通りでは、河津桜が1本鮮やかに咲きほころんでいる。